ちゃらんでポランな介護福祉士の話

日常生活の中のちょっとした呟き

「高齢者の栄養」とりあえず番外編 トロミ剤の付け方編🍵🌀

こんばんは🌙

ちゃらんでポランな介護福祉士のチャイです。

本日もご訪問、ありがとうこざいます😊

 

今日は「高齢者の栄養」番外編として

とりあえずトロミの付け方実際に

味見した感想ザックリと書き連ねていこうか

と思います。

しばしお付き合いください😅

 

皆さん、ご存知だと思いますが摂食、咀嚼、嚥下機能が

低下していくとなかなか口からの食事が難しくなります。

でも、やはり口からの食事の摂取は基本ですので安全に

摂取してほしいものです。

特に嚥下(飲み込み)はむせ返りの原因になったり、

間違えて食道ではなく気管に入り肺に行ってしまうと

肺炎(誤嚥性肺炎)の原因になります。

まだ、むせて咳をする事が出来るなら異物を外に出そうと

しているので、まだ良い方ではありますが…高齢者や疾患が

ある方だとそうも言っていられないです。

 

嚥下機能には、「摂食・嚥下の5期」と言うのが

あります。

I 先行期 : 認知、食欲、口に運ぶ

II 準備期 : 咀嚼(噛む)、食塊形成

III 口腔期 : 咽頭への食塊移送

IV 咽頭期 : 咽頭反射(嚥下反射)

V 食道期 : 食道通過

となります。

どの段階に不具合が生じているのかを観察して、

低下した機能を低下した分だけ補うようにします。

各期にはどの様な症状があるのかは、また機会があれば

書いてみたいと思いますので今回は省きます。

この「摂食・嚥下の5期」と合わせて

口腔ケアも大切にしていきましょう。

義歯が合わなかったり噛み合わせが良くないと、食欲の

不振や上手く噛めない(咀嚼出来ない)等の状態になります。

また、歯石や歯垢、舌苔、食べカスなどで口腔内が不潔な状態

だと細菌が繁殖して誤嚥性肺炎や色々な病気も引き起こす

原因ともなります。

口腔内の清潔にも気を配りましょう。

 

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前置きはこのくらいにして、トロミ剤とは何か。

 「噛む・飲み込む」が難しい方が安全に

飲み込めるように加工する為の食品。

食品をまとまりやすく、ゆっくりと飲み込めるようにします。

トロミ剤は加熱する必要はなく、温度に関係なくトロミを付けられ

ますが、量が多すぎるとベタつき飲み込みにくく味が変わります。

トロミが強すぎると口や喉に残って誤嚥の危険度が増します😱

基本は弱すぎず強すぎない、程よいトロミ具合(中間)です。

メーカーによって違いがありますが、だいたい100mlに2gほど。

では、トロミの付け方

①飲み物に一気に

(またはかき混ぜながら)

トロミ剤を加える。

*商品によって方法が異なるので

用法用量を確認。

*混ぜる時のスプーンの

動かし方はグルグル回さず、

前後に動かします。

私は、右手でかき混ぜながら左手でトロミ剤を入れてます。

難しいですが、この方法だと玉ダマになりにくいです😙

②2分以上置く

*トロミ具合が安定してきます。

デイサービスやデイケアでは到着時間がある程度分かるようなら

前もって作って準備してもいいと思います。

飲み頃になると思います。

熱いお茶も程よく飲み頃にもなりますしね😊

③トロミ具合を確認する。

*飲む前に混ぜます。

 

そして後から、トロミの濃度を調整したくなる時がありますよね。

濃くしたい時はトロミ剤を

入れ足したくなりますが、

トロミ剤を直接入れては

いけません❌

玉ダマになります。

🔵濃くしたい時

同じ飲み物で濃いトロミの物を

別の容器で作ってから加えて

調整していきます。

🔵薄くしたい時

同じ飲み物を加えてかき混ぜて

調整します。

トロミを付けるだけでもかなり奥の深い作業です。

上手くトロミを付ける事が出来れは、トロミマイスターに

なれるでしょう😓

トロミ剤は介護してるとだいたいの所で使用しますから…😅

トロミ剤も牛乳専用とか栄養剤専用とか色々な種類やメーカーが

あるので介護用品コーナーを覗いてみるのもいいと思いますよ🙂

あとの注意点は出来だけ早く飲み切るようにするのと、

飲み切れる分だけ作る事です。

他の食品と同じ扱いですね。

 

前回の記事はこちらです⤵️⤵️⤵️

charandeporanna.hatenablog.com

 

 

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうこざいました😊

では、今日はこの辺で…✨🍀✨